この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
限りの月
第10章 歪んだ愛
「大丈夫だ、美織。スイッチは押さない。店の中に行くのも一瞬だけでいい。すぐ戻ればいいさ」

「……でもっ……、すごく歩きにくい……。こんなの、すぐバレちゃうっ……」

「あぁ、美織。また俺を拒むのか? 今やらないと、ずっとスイッチ入れっぱなしにするぞ?」

「……っ……」

美織は泣きそうな顔をする。

(ああ、これだ。この顔がたまらない)

「コートも羽織っていいから」

「……。わかりました……」

美織は観念したのか、深呼吸したあとゆっくりと扉を開けた。

「……んっ」

振動していなくても少し動くだけで感じてしまう。

「美織、気を付けろよ」

哲はニヤニヤしながら、ゆっくり歩いていく美織の背中を見送った。そして店内に入っていく美織の姿を確認すると、一瞬だけスイッチを入れた。



/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ