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限りの月
第5章 恐怖
保育園に着くと、美織は玄関のインターホンを鳴らした。

「城戸凛音の母です、凛音を迎えに来ました」
『…凛音ちゃん、ですか?』
「ええ、凛音です」
『……』

保育士が急に黙ってしまったので、美織は首を傾げる。

「あの…?」

すると、中から見知らぬ保育士が出てきた。


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