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限りの月
第5章 恐怖
数分後。

「…大丈夫?」
「はぁ…ごめん…」

美織はハンカチで涙を拭った。
そしてはるみが頼んでくれたホットココアを一口飲む。

「もう、びっくりしたわよ、急に泣き出すから」

はるみもホットコーヒーを一口飲んだ。

「ごめんね…」
「一体何があったの?」

はるみはそう言いながら、タバコを口に加えた。


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