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喘ぐなら、彼の腕の中で
第9章 胃薬と酔い止め


「わぁ、五月晴れだ」


エントランスを抜けて外に出ると、明るい日差しが降り注いでいた。
漢字は違うけど、自分の名前と同じこの清々しい季節が大好き。

土曜日だけあって、公園には小さな子供が楽しそうに遊んでいる。
このマンションに住む子達かな?


「う~~ん♡」


公園の花壇に腰掛けて、空に向けて両手を大きく伸ばした。
昨日号泣した瞼が少し腫れぼったいけど、心地良い春の風を感じて心は軽い。

どっか遊びにいきたいなぁ……


「……!」


1台の車が目の前に停まる。
運転席にサングラスをかけた莉央の姿が見えたので、助手席のドアを開けた。


「お前の家までナビしろ」
「う、うん…」
「5分で着替えて出て来い」


私の予定を聞こうとさえしない、有無を言わさない命令口調。

あの~~、説明していただかないと意味不明なんですけど。
とりあえずこの車でどこかに向かうんですね?

まぁどうせ予定も無く暇だし、出掛けたい気分だから別にいいけどさっ。



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