この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第15章 あと、もう少し


「……っ」


莉央は少し離れた私に目を向けると、ふっと笑った。

………その笑顔が余りにも優しくて
私はなんだか泣きたくなってきてしまう。


「芹澤。
青山店の什器に引き続き、部外者の俺が口出して悪いけど
これ以上沙月に嫌がらせするなよ」

「………!」


………莉央?

屋上で亜美に忠告してくれた時とは違う。

威圧感は凄まじいけど、莉央から怒りのオーラを感じない。

あくまでも、芹澤さんを諭すような穏やかな口調。


「こいつは変な所強いし、お前みたいにネチネチしないから
これだけ啖呵切った後でも、仕事はちゃんとしてくれるよ。
なぁ?」


莉央が同意を求めてきたけど、私はそれどころじゃない。

……き、聞かれた。
全部聞かれてしまった……!!


「早く席に戻れよ。
田部が不審がってるぞ」

「……宮本……」

「俺はこの女を慰めてから行くから。
適当に理由つけて、遅れるって双方に伝えとけ」

「………!!」


/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ