この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第16章 先手必勝


「うるさいわねバカ息子」


私から体を離すと、おばさんは翔ちゃんのグラスに残りのビールを注いだ。


「翔太、あんたこの1本で終わりにしなさいよ」

「なんで。俺電車で来たし関係ないけど」

「腹出てるから心配してあげてんの」

「まだ出てねーよ!」


翔ちゃんは大声を出すと、コップをテーブルにガンッと置いた。


………ぷぷぷっ。
気ぃ抜いたら出るし、歳には勝てないってこの前言ってたのに。

おばさんの前だと、30歳の翔ちゃんですら可愛い子供に見えてしまう。


「あんたは相変わらずキープしてるのねぇ」


ビール瓶をキッチンカウンターに置くと、おばさんは二カッと白い歯を見せた。


「莉央、さすが私の一押しイケメン息子♡
でもそのピンクのTシャツ、ちょっと地味じゃない?」

「………」

「それにしても、1年に1回帰ってくるか来ないかのあんたが
正月にも顔見せたのに、一体どーいう風の吹きまわし?」





/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ