この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第16章 先手必勝


莉央はハァーと大きく溜息をつくと
テーブルの椅子をひいて、翔ちゃんの正面に座った。


「俺が聞きてぇよ。
爆風を吹かせたのはこの女だ」

「………」

「いきなり連れて来られたと思ったら、なぜか兄貴までいやがる。
ワケ分かんねぇ」


莉央はそう言いながら、デニムのポケットから煙草を取り出したけど


「我が家は禁煙です」


口に咥えた途端に、おばさんが奪い取った。


「さっき翔太にも言ったばかりなんだけど。
大体このご時世にまだ吸ってるの?
まったく2人して情けないったら!」

「何を今更。 親父だって吸ってんだろ?
既にこの壁ヤニだらけだろーが」

「いや、さっき聞いたらついに最後の砦も追い出されたらしい。
今は外の庭だけが喫煙所だそうだ」


3人の小気味良い会話が、久しぶりでなんだか心地良い。

おばさんを中心に、昔から面白いんだよな~この親子。

おじさんの姿が見えないけど、今日もお仕事かな?

って、これからのことを考えたら、いないほうが有難いけど……





/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ