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喘ぐなら、彼の腕の中で
第22章 ★清算済み


「私、おばさんに逢いたいなぁ」


歩きながらひまわりを見ていると、やっぱり莉央のお母さんの笑顔が思い浮かぶ。


「1ヶ月前に突撃したばかりだろ」
「でも、私も何かおばさんに誕生日プレゼント送りたい!」
「伝票の差出人、沙月にしてあるから」


えー!?
いつの間に!!

またそーいうさりげないイケメンポイントを……


「まぁ、でも確かに沙月に会いたがってる」

「え!? ほんと!?」

「そしてなぜか兄貴の嫁まで同じことを言ってるらしい」

「えぇ!? 翔ちゃんのお嫁さんが!?
どうして!?」

「兄貴が全部ゲロッちまったんだ。
お前の逆プロポーズに感激したとかなんとか……」


わ~~///
なんて恥ずかしい!

でも、私も翔ちゃんのお嫁さんに会ってみたい!
確か私の4つ年上で、受付嬢をしている美人な奥さん~~♡


・・・いや。

その前に謝らなければ。

私が急に呼び出したから、買い物をドタキャンさせたって翔ちゃんが言ってたんだった。


「 “ お前はいいから沙月に会わせろ ” って、ほぼ毎日」

「え?」

「母さんと兄貴から、メールが交互に来やがる」



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