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喘ぐなら、彼の腕の中で
第4章 疼く体

信じられない言葉に驚いて、莉央を見上げたままの私。
莉央は軽く溜息ををつくと、外してあったネクタイを持って
私の目を塞ぐために乗せた。
「イく瞬間はちゃんと言って。
それが見たいんだから、ギリギリで外す」
視界が真っ暗になると、余計に体に触れる感覚が研ぎ澄まされる。
何も見えない中でも、テーブルの上で大きく開かされた脚の間に
莉央がしゃがんだのが分かった。
「……っ
ねぇ、待って……」
「どうして?」
「なんか、怖いよ……っ」
莉央の唇が、太ももの内側にキスをする。
それだけで、私の体はビクッと反応してしまう。
「大丈夫、怖くない。
痛いことはしないし、本当に嫌ならすぐやめるから」
「……っ」
「沙月、力抜いて。
体を預けて、ちゃんと感じてよ」

