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喘ぐなら、彼の腕の中で
第23章 ★極上彼氏

胸がいっぱいで、体が震えてしまう。
莉央はそんな私の顔に近付くと
髪を撫でながら、頬にそっとキスをした。
「………っ///」
「体調が悪い時は、ちゃんと呼べよ。
彼氏らしいこと全部したい」
その笑顔を見ると、もう我慢できないところまで涙が溢れてしまう。
「私は……」
「………?」
「私は、莉央に何ができる……?」
莉央が言ってくれたように、私も莉央が幸せになる為なら何でもしたい。
莉央が私に笑いかけてくれるなら、この先もずっと………
「俺の手を、絶対に離すな」
宝物に触れるように優しく、莉央の両手が私の手を包み込んで
その深い瞳が、真っ直ぐ私を見つめた。
「一生、俺だけを見て。
死ぬまでお前を守るから」

