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喘ぐなら、彼の腕の中で
第23章 ★極上彼氏

……う……///
ヤバイ。
今の言葉で、体が急激に熱くなる。
私が目を逸らさないから、莉央は溜息をついて
タオルケットを取ると、私の体にまたがった。
「沙月ちゃん。
せっかく俺が気遣ってやったのに
どうして我慢できねーの?」
「………!///」
「俺には2週間おあずけ喰らわせたくせして
自分がヤリたい時だけ誘うって、どうよ?」
莉央の目から優しさが消えた。
鋭い目で見下ろしたまま、その細くて長い指が私の唇を撫でる。
「添い寝するとか、包むように抱き締めるとか
そんなのをマジで期待してたのなら、お前はまだまだ俺を理解してねぇ」
「……り、莉央…」
「俺の警報を無視して、更に引き寄せたんだ。
“ 好きに食べていい ” と理解したからな」

