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喘ぐなら、彼の腕の中で
第23章 ★極上彼氏

壊すって、何を?
戻ってこいって、どこから?
そんな疑問は、一瞬で吹き飛ばされた。
「…きゃ…っ あ、あ……っ!」
私の腰を掴んでぐっと固定して
一度入口まで抜かれたモノを、一気に奥まで突き上げてきた。
その衝撃が止めどなく繰り返されて、バラバラになる感覚に必死に耐える。
「…う…あ……ま、待って……!」
「……っ 沙月……」
「いや、あ、あ、……っ!!」
「沙月、緩めろよ。
俺の引きちぎる気か?」
ん、んな事言ったって……!
緩めるとか締めるとか、そんなこと器用にできるわけがない。
その激しい動きで、もう失神寸前なんですけど……!
「あー最高、お前の中」
「……も、もう……莉央……!」
「知らない」
「~~!?
し、知らないって……あ、ああっ」
「お前、イってる?」
「~~んんーーっ……!」
「……っ ……やばい、もってかれそう」
上下するスピードを落とさないまま、莉央の指がヒクついた蕾を激しく振動させる。
……もう、声、出ない。
意識、無い。
「~~~~~っ」
「……イく……」
吐息と共に漏れた莉央の声が、遠くで聞こえて
強く抱き締められながら、意識を手放した。

