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喘ぐなら、彼の腕の中で
第25章 ☆*♪ X’mas short short ♪ *☆

「照明の打ち合わせが恵比寿であって、その後は何も無いよ」
「じゃあ、夜空けておいて」
「……! うん!」
やった!
久しぶりに莉央と夜飲みできる!
ここんとこお互い多忙ですれ違ってたし、めちゃくちゃ楽しみ!
「グイグイ飲みたいし、安いとこにしようよ!
高架下の居酒屋にする!?」
「………」
「それか、ガッツリ焼肉もいいよね!」
「………」
「ま、なんでもいっか♪
莉央と飲めるならどこでも楽しいから…」
「沙月」
………バシッ!
「~~~~!!」
~~~な、なに!?
ウキウキする私の頭に、莉央が何かを叩きつけたので
驚いて後ろに振り返ると……
「……悪いけど
居酒屋も、焼肉も、できれば別の日にしてくれねぇ?」
「………!」
「忙しいお前の予定を聞く前に、
ウキウキし過ぎて、先行予約しちまったんだ」
「………!!」
「つーか……
初めて、好きな女と過ごせる特別な日だからって
………俺一人だけ、暴走させてんじゃねーよ」

