この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第6章 ベストを尽くせ


電話を切った莉央。
心臓が壊れたようにバクバクと鳴り響く。


「……名古屋から車でなんて…」

「問題ない。先方の手配ミスだろ。
手間代も上乗せしてガッツリ請求してやればいい」

「そ、そうじゃなくて……」

「この運送屋は丁寧に仕事するから心配すんな。
俺もよくモデルルームの配送で利用するけど、破損した事は一度も無い」


……違うよ、莉央。

お金の心配でも、配送業者さんを信用していないわけでもなくて……


「今、もう午後の1時過ぎてる……」


地理上詳しくは分からないけど 
名古屋から東京なんて、普通で考えたら5、6時間はかかるんじゃ……


「行楽気分で運転してりゃ、間に合わねぇだろうけど」


放心する私と対照的に、彼は笑っている。


「道を熟知してる奴が飛ばせば、4時間ってとこじゃねーの。
信頼を築いてる俺の依頼なら、この運搬の人間達はガチでやるよ」


吸い込まれそうな瞳。

莉央が真っ直ぐ私を見た。


「綾瀬、リミットは1時間だ」

「……!」

「お前は7時までの1時間で、組み立てと飾りを完成させる事だけを考えろ。
什器は必ず6時までに届けさせる」

「……っ」

「俺が責任持って追ってやるから、心配するな」



/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ