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喘ぐなら、彼の腕の中で
第7章 涙


* * *


……あ、もう終電ない。


BARカウンターに突っ伏していた体をゆっくり起こして、腕時計を見る。

日付が変わって、土曜日の深夜1時半。
そこまで飲んでいないはずなのに、頭が割れるように痛い。


「マスターごめんなさい、私寝ちゃって……」


ぼーっとする頭のまま、目の前に気配を感じる彼に向かって呟くと


「大丈夫ですよ。
さっきcloseの札をかけてきましたから」


マスターが目を細めて、優しく微笑んでくれて
だんだんと視界がはっきりしてくる。


「閉店?
だって金曜だし、いつもはもっと遅くまで……」

「そう、内緒で営業を続けます。
“ お2人 ” の貸し切りだ」

「……貸し切り?」


マスターは頷いて、私の隣りに視線を移した。

カウンター席の、私の横には……


「………!!」





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