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水は低きに流れる
第5章 流れを止めて
「岩崎さん・・・こんなの嫌・・・」


こんな恰好にされて恥ずかしいのと悲しいので涙が溢れる。



「これ、な~んだ」

「っ!!」



岩崎さんが取りだして私の目の前に見せたのは男性器を模した半透明な玩具。

しかも形が歪で根元に尖った枝みたいなものがついている。

こういうものがあるのは知ってる。

実物を見るのは2回目。

このあいだ岩崎さんが手提げの中身を出して見せた時と今。



「そんなの・・・やだ・・・お願い、やめて・・・」

「ん~、でもさ。何されたか言わないしな」

「言いますからっ、だから・・・やめてください・・・」



どうやったのかスイッチが入って振動音が聞こえてきた。

思わず目を瞑って、その卑猥な物を見ない様にした。



「何された?」

「佐藤さんと・・・佐藤さんの友達とで・・・」



どこまで聞いたか分からないのに聞かれてもないことを全部言って嫌われたくない。

それ以上は言えなくて口を噤んでしまう。




「ん・・・ぁっ」



玩具を押し当てられた箇所は充分に濡れてて難なく飲みこんでいくように入り込んだ。

恰好も苦しいし、内側からの圧迫も苦しい。


「やだっ、抜いてくださいっ、いや・・・んああっ!」

「でもさ、こんなに美味しそうに飲みこんでるんだよな」



ぐにぐにと動かされると下半身が熱くなっていく感じと異物の感じを嫌がる感じで気持ち悪くてたまらない。



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