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水は低きに流れる
第1章 断われなくて
そっと手を回されて抱き寄せられる。

男の人の体と全然違う柔らかい肌感に戸惑いを隠せず、私はまだ固まったまま。

頬に唇が触れて、くすぐったくて思わず目を閉じて軽く身を竦める。


「ん・・・」


強請るように触れた唇は柔らかくて、やはり男の人とのキスと違うと思った。

啄むようにキスをされるのが気持ちよくて、そっと目を開けると蕩けそうな顔をしたミサちゃんの顔がすぐ近くでものすごく愛おしくなった。

何度もキスをして、恐々差し出した舌をぎこちなく舐めてきた。


(か、かわいい・・・)



「・・・ぅん、・・・ん」


角度を変えて深く濃厚なキスを返す。

鼻から漏れる声が色っぽくてドキドキしてしまう。


「んっ!」


キスに夢中になってたら、ミサちゃんが胸先を指で軽く摘んできて油断してたのと、さっきまでの熱を思い出したかのように体がヒクッと反応する。


「かわいい♪乳首固くなってる」


ミサちゃんが唇を離して耳元で嬉しそうに囁く。

その声にまで感じるように体がどこを触られても反応してしまう。


「や・・・」


指も細くて柔らかくて触れられるのが気持ち良くて、もっとたくさん触ってほしくなる。

気がつけば自分からキスを強請っていた。

どちらからとなくベッドに倒れて抱き合う。

ミサちゃんの大きな胸は思っていた以上に柔らかくて感度が良い。


「あぁ・・・」


胸先を指先で転がすと切なく漏らす声にゾクゾクする。

下肢にミサちゃんの指が触れた。



「あ・・・、やぁ・・・」

「いや?・・・でも、愛美ちゃんすごい溢れてるよ?」



自分でも分かるくらいそこは濡れてた。

そして触れられることをすごく待っていたように指を飲みこんでいく。





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