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水は低きに流れる
第1章 断われなくて
「ミサ?」


ミサちゃんを伺うように近寄ってくるヒデさん。

いや、てか、何をしようとしている?

ミサちゃんは私を抑えたままだ。



「愛美ちゃん、ダメ?」

「・・・な、何が?」

「ヒデ君とすること?」

「「え?!」」


またヒデさんと声が被った。

私はというと、さっきのヒデさんとミサちゃんとの行為で充分なわけで・・・


「お願い、2人がしてくれれば私も・・・」


ミサちゃんがどうしてそういう考えになるのか全く理解できない。


「いや、ミサ。俺は良いとしても愛美ちゃんがダメだろ?それにお前大丈夫か?」


私は心の中で『そこは断れ!男として断れ!』とヒデさんに必死で訴えていた。

でも、ミサちゃんの思いつめた顔に声に出すことは出来ないでいた。



「私なら大丈夫。ね、愛美ちゃん?」

「あ・・・、と」


ミサちゃんが体ごと抑えこんで、頬に顔が近づいて息がかかると身を竦める。


「私の代わりにヒデ君を気持ち良くしてあげて?」

「や、それは・・・ミサちゃんが、どうぞ」


耳を甘噛みするように唇を這わせて低く囁かれるとぞわぞわと粟立つ。



「ヒデ君とするのは嫌?」


いや、そこに愛はありませんから。


「嫌じゃないけど・・・」

「じゃ、決まりね」



ええええっ?!

ミサちゃんが急に離れたかと思うと私の上からどいた。

その後ろで私同様に困惑しているヒデさんと目が合った。

視線を下げる。
私がフェラしていたときよりもソコが元気なのは、どうゆうこと?
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