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水は低きに流れる
第2章 嫌がらなくて
バイト先の仕事は倉庫管理、伝票を見て出荷や検品をする。

あとは社員さんに頼まれた雑務をしたりすることもある。



「この在庫があるか探して、倉庫行って取ってきて」

「はい」



手が空いているのが私だけだったから、ベテランのパートさんに頼まれて2階の奥の倉庫へ向かう。

階段を上がっている時、上から降りてくる人影が見えて、踊り場で邪魔にならないように少し壁側に寄った。



「あ・・・」

「おう」



岩崎さんだった。

昨日の今日で、なんとなく恥ずかしくてそのまま通り過ぎようとしたら「ちょっと」と呼び止められた。

そこからは一瞬の出来事。

振り向き様に腰を抱かれてキスをされた。

食むようなキス・・・

思わず力いっぱい押し退けて体を離して、周りを見回す。


「なっ、何すんですか!/////」

「ん?」


ここは上からも下からも死角になっていて、誰も周りにはいない。



「誰かに見られたらどうすんです!」

「俺なら平気だけど」

「え・・・?」

「じゃ、あとで」


ニッと笑って階段を鼻歌交じりにご機嫌で下りて行った。

こんなとこでこっそりキスだなんて、現実にあるんだ・・・少女マンガかドラマみたい。

顔が熱くて心臓がバクバクいってる。

触れた唇を指でなぞると胸が痛いくらいドキドキした。

間違いない、私は岩崎さんのことが好きなんだ。

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