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水は低きに流れる
第3章 流されやすくて
「えっと・・・なんで?」
どこをどうしたら私とプレイをしたいという発想になるんだ?
「心配するな、ネットで買った未使用の物ばかりだから」
「いや、そうじゃなくて・・・」
頭の中を整理しよう!
この人、私とこういうことをするって想定して買ってたってこと?
エッチする前からそういう目で見てたということか?!
い、いや、きっと他の人にもこんなことして『お前だけ』とか言ってるんだ。
もしかしたら別れた奥さんも原因はこれなんじゃ・・・
「なんだ、その目は?」
少し身を乗り出してきただけなのに、ひどく脅えて身を構えてしまう。
びくびくしながらもそっと聞いてみる。
「も、もしかして離婚の理由って・・・」
「アホか、奥さんにこんなプレイしたいって言うだけで離婚されるわい。俺と結婚する前から他に好きな男がいたんだよ。1ヶ月もしない間に出て行った」
「あ、私も。相手に他の子が好きになったって言われて離婚したんです」
「ふ~ん」
あ、興味なさそう。
なんとなく共通点ぽかったのに、私のそういうことは興味ないんだ。
「そういうシュミがあった・・・んですか?」
「あるか!何度も言わせるな、お前だけなんだって」
軽く告白に聞こえるけど、どうも違う気がする。
「お前なら何しても断らなさそうだし、ドMっぽいし、お前苛めて感じさせるのめちゃくちゃ興奮する」
はい、告白じゃない~。