この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水は低きに流れる
第1章 断われなくて
ラブホテルへ着いて車から降りる時にヒデさんの持っていた少し大きめのバッグが気になった。



「さ…3人で入ったりして怒られないかな?」



入り口から部屋まで誰にも会わないけど、こういうとこって防犯カメラとかあるんじゃないかな?

もしかしたらホテルの人が3人で何するんだろうって思わないかな?

そんなこと考えてビクビクしながらヒデさんの後に続く。

ヒデさん、私、ミサちゃんの順番で部屋に入る。




「じゃ、ヒデ君。私・・・」

「ああ」



そう言うとミサちゃんはバスルームへ入って行った。

擦りガラスになっていて中の様子は見えない。

シャワーを浴びるの?

でも、音はしないし、浴室へ入る音もしない。





「え?どういうこと?」

「愛美ちゃん、座って」

「あ、うん」



ヒデさんはバッグを床に置くとテーブルのとこにあった椅子を引いて座った。

ミサちゃんを気にしながらも私はベッドに浅く腰を下ろした。





「俺とミサは出来ないんだ」

「え?何が?」

「セックスだ。何度もしようとしたんだけど・・・ダメなんだ」

「ヒデさんが?」



ヒデさんはゆっくりと頭を横に振った。



「ということは、ミサちゃんが?」

「ミサは・・・昔、レイプされた」



後ろ頭を殴られるような衝撃の告白に耳鳴りがした。

胸が痛い。



「ど、どうして?」



ミサちゃんとヒデさんはずっと幼馴染でつきあってたんじゃないの?



「俺とつき合う前、同級生に無理やり車で連れて行かれて」

「もういいよ!」



これ以上は聞けない。


/108ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ