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水は低きに流れる
第3章 流されやすくて
「やぁ・・・っ、何?抜いて!抜いてください!」

「アナルプラグだけど?」


何それ?!

痛くはないけど圧迫感がひどくてお尻が広がるみたいな感じなのに、押しこむような感覚で身体中が変な汗が滲み出てきた。

お腹の中がギュ~~っとしてトイレに行きたくなってきた。

お尻に入れられてるものを取ろうとした手を簡単に取られて片手で両手を一つにまとめられた。


「変・・・そこが…」

「ん?」



身を捩って必死に岩崎さんに訴える。



「お願いです・・・っ!トイレに行かせて!」



身を捩ってなんとかしようしても両手が掴まれて布団の上で暴れることしかできない。



「俺の言う事聞ける?」

「聞きます!なんでも聞きますから!」



両手は掴まれたまま無理やり立たされた。

ユニットバスまでは数メートル、なのに体が動かない。

歩くと部屋を汚してしまうかもしれない、それだけは絶対に避けたい。

そんな姿を岩崎さんに見せるのも絶対に嫌。



「ん・・・・・・っ」


岩崎さんに引っ張られるけど震える体は歩くのもままならない。

お尻に入れられたものの違和感とお腹の中の物が出てしまいそうで足が進まない。

体を屈めようとするけど両手を後ろに引っ張られて足に力も入らない。

すごく時間をかけてやっとユニットバスまで辿り着いた。



「離し・・・て・・・」



力を抜くと後ろに入れられたものが外れて中から出てしまうんじゃないかって思えた。



「ほら、中入って。見ててあげるから」

「っ!!なっ・・・っ!」



パチッとスイッチが入って中の電気が点くと明るい。

岩崎さんが便座の蓋を上げた。




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