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水は低きに流れる
第5章 流れを止めて
岩崎さんから少し離れて正座をして座る。
ざわざわした感じが止まらない。
「何も・・・」
岩崎さんは目を瞑ってゆっくりと息を吐いてから私の方を見た。
「佐藤が洗い浚い吐いた」
「え・・・?」
どこまで話したんだろう・・・。
それに岩崎さんは何でそこまで私の行動を読んでいるの?
夜も私がいなかったのも知ってたし
黙って何も言えないままでいる私に苛立ちを隠しきれないまま話始めた。
「今朝、会社でお前が佐藤の車で最後だったって話を聞いたんだ。もしかしてとカマかけて話したら案の定、聞いてない事まで話してきた」
何を聞いたんだろう・・・
どこまで聞いたんだろう・・・
黙って下を向いて膝の上の握り拳に力を入れた。
「店でジュースと酒を入れ替えただの、薬飲ませただ・・・」
「・・・ごめんなさい・・・」
「お前は何やってんだ?」
「・・・ごめんなさい」
そこまでしか聞いてませんように!
謝りながら細かい内容までは聞いてないことをひたすら祈った。
「それ聞いて、俺がどんな気持ちだったか・・・」
どくんと胸が騒ぐ。
ざわざわした感じが止まらない。
「何も・・・」
岩崎さんは目を瞑ってゆっくりと息を吐いてから私の方を見た。
「佐藤が洗い浚い吐いた」
「え・・・?」
どこまで話したんだろう・・・。
それに岩崎さんは何でそこまで私の行動を読んでいるの?
夜も私がいなかったのも知ってたし
黙って何も言えないままでいる私に苛立ちを隠しきれないまま話始めた。
「今朝、会社でお前が佐藤の車で最後だったって話を聞いたんだ。もしかしてとカマかけて話したら案の定、聞いてない事まで話してきた」
何を聞いたんだろう・・・
どこまで聞いたんだろう・・・
黙って下を向いて膝の上の握り拳に力を入れた。
「店でジュースと酒を入れ替えただの、薬飲ませただ・・・」
「・・・ごめんなさい・・・」
「お前は何やってんだ?」
「・・・ごめんなさい」
そこまでしか聞いてませんように!
謝りながら細かい内容までは聞いてないことをひたすら祈った。
「それ聞いて、俺がどんな気持ちだったか・・・」
どくんと胸が騒ぐ。