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私の中のおっさん
第1章 巨人女から 叔父様との関係を強要されて――

 最初、何をされているのか解らなくて。

 けれど、わたくしの首筋に顔を埋めた叔父が、執拗にそこを舐め取っているのが解ると、

「……~~っ あ、お、叔父様……っ そ、そんな」

 一気に顔が火照り、わたくしは驚嘆しまくっていた。

(セックス……て。こ、こんなことするの……?)

 わたくしの性知識は、小学校高学年から学校で教えられた事くらいしかなく。

 勃起した男性の生殖器を、女性の生殖器に挿入し、

 子種である精子の授受をして、終了――というくらいの知識しかなかった。

「うはっ 美少女がほっぺ赤くして、恥ずかしがってるぅ~~っ❤ これ、女が見てても、かなりクルわあ」

 菊の下品な物言いを聞きながら、わたくしは くすぐったさと戦い。

 しかし、しばらくすると、

 濡れた舌の生々しい感触に、タオルに寝そべった背筋が、何だか むずむずしているのに気付き始めた。
 
 セーラーの襟を指で押し広げ、浮き出た鎖骨を舐め、舌の先でつつと辿られると、

 全身がぶるりと震えるのが、自分でも抑えられなくて。

「お、叔父様……、わ、わたくし……」

「……ねね……」

 わたくしの首元から顔を上げた叔父は、そう囁きながら、目元にちゅっちゅっと口付けを落とした。

「ねね。嫌だろうが、これからお前の準備を整える為に、躰に触れるよ」

「じゅ、準備、ですか……?」

「ああ、そうだよ」

 未だ、何をされるのか疑問だらけの わたくしを、安心させようと また頭を撫でてくれて。

 けれど、その次にその大きな掌が向かった先は、

 白のセーラー服に包まれた、わたくしの胸だった。

「え……? え? そ、そんな……」

 わたくしの準備の為に躰を触るとは言われたが、この行為もそれに含まれるのだろうか?

 叔父の節くれ立った大きな掌が、私の両の胸の上にそっと宛がわれ。

 咄嗟に振り払いたく思っても、わたくしの両腕は、菊に捕らわれたまま。

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