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私の中のおっさん
第1章 巨人女から 叔父様との関係を強要されて――

 叔父の掌が、膝から太ももを行ったり来たり撫でていた。

「……叔父様……、わ、わたくし……」

 一瞬でも早く、叔父のものになりたかった。

 けれど、それを口にするのは はしたなくて。

 私の腰元に跪く叔父を、必死に見上げるも、

「怖い? 大丈夫。優しくするよ」

 そんな見当違いな言葉を寄越してくる叔父。

 そして、

「きゃ~~っ! 優しくしてぇ~っ ねねちゃんだけじゃなく、あたしも可愛がって~~っ」

 待ちくたびれたのか、そんな無茶な茶々を挟んでくる菊。

「ふぅ……五月蠅いよ」

「へ~へ~」

 菊を睨んだ叔父は、わたくしの両の脚をゆっくりと開き。

 膝を折ったその間へと、躰を滑り込ませてきた。

 皮膚の敏感な太ももも裏を撫で上げられ、

 膝頭、内股へと唇を押し付けられれば、

 わたくしの躰は、まるで ひきつけでも起こしたかの様に、びくびくとタオルの上で震え。

 掴み上げられた右脚の内股を、舌でゆっくりと舐められれば、

 もう声にならない悲鳴が唇から洩れた。

「下着は脱がせていいんだろう?」

 視線はわたくしへと向けながら、菊にそう尋ねた叔父に、

「もちっ! 見たいっ てか、菊様にも、ねねちゃんのあそこ、拝ませろやいっ!」

 巨人女は、ハアハア息を荒げる始末。

「ねね……。ショーツ、脱ごうね」

「や、やだぁ~~っ」

「でも、すごく濡れてる。気持ち悪いだろう?」

「……――っ」

 確かに。

 ぺったりと張り付いた下着は、気持ち悪いし。

 叔父を受け入れる為には、もちろん下着を脱ぐ必要があるだろう。

 しかし、わたくしには腑に落ちない事があった。



 性行為とは、こんなに明るい場所でするものなのだろうか?



 蛍光灯の明かりの元、今のわたくしは全て丸見え。

 もし明かりを消してくれれば、今よりももっと、楽に叔父を迎えられる気がするのだが。

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