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私の中のおっさん
第1章 巨人女から 叔父様との関係を強要されて――

 しかし、わたくしはすぐに諦めた。

 もし「電気を消して?」等と言おうものなら、

 この菊が、黙っている筈が無いし。

 最悪、部屋の電気は消しても、懐中電灯で照らしてでも観察してきそうなほど、

 その執着心は凄まじいものだったから。

「あ……、叔父様……、くすぐったい……っ」

 気が付けば、わたくしの膝頭がぺろぺろと舐められていて。

 そしてわたくしを見つめる、熱い瞳。

 うっとりと、そんな叔父に見惚れていると、

「……まだ、なんだな……」

 そう囁かれた声に、わたくしはいつの間にか、ショーツが脱がされていた事に気付いた。

「うわあ……、全然生えてないじゃん……可愛い、つるつる」

「あっ や、やだぁ~~っ み、見ちゃっ やぁ……」

 わたくしは初潮が来るのも、結構 遅かった方で。

 下の毛が、まだ生えていなくて。

 そこを大人2人にしげしげ眺められるなんて、もう穴があったら入りたいくらい恥ずかしかった。

「ねね……。可愛いね、ピンク色で、小っちゃくて……」

 両膝頭を包んでいた叔父の両手が、ゆっくりと外へと開かれていき。

「舐めてあげるから、リラックスしてるんだよ?」

「え……舐め、る……?」

 叔父の言葉に、タオルの上で首を傾げた途端。

 わたくしのあられもない場所に、身を屈めた叔父は、

 ぐっしょりと濡れているらしいそこを、なんと舌で舐め始めた。

「いやっ!? やっっ き、汚いですっ そ、そんなとこ……っ」



 うううう、嘘でしょう?

 性行為って、そんなところを舐めちゃうの?

 わ、わたくし、さっき、学校から帰ってきたばかり、で……。



「うわあ、エロい~~。制服JKを美味しく頂いちゃう、イケメン社会人……たまらんっ!」

 そう喚きながら、ぐいっと日本酒を煽る菊。

「叔父様ぁ、やだっ だめぇ……っ」

 わたくしは余りの羞恥心に、叔父の舌を感じるどころでは無かった。

「ねね。汚くなんかないよ。お前が赤ちゃんの時、私はオムツだって変えてあげたんだ」

 その、全然フォローになってない叔父の言葉は、

「今、それを言うのは、酷かと……」

 珍しく冷静に、菊に突っ込まれていた。

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