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私の中のおっさん
第1章 巨人女から 叔父様との関係を強要されて――

 やっと。

 やっと、叔父の全てを受け止めきれた。

 その達成感と、言い知れぬ喜びに、わたくしの全てが粟立つのが分かった。

「ふぎゃぁ~~っ! 脱バージンっ 処女卒業っ! ねねちゃん 16歳の現場、しかと見届けた~~っ ひゃっほいっ ヾ(・∀・)ノ゛」 

 そんな菊のあほっぽい叫びなど、全く耳に入って来なかった。

「ねね。痛いね、苦しいね……。でも、もうすぐ終わるからね」

 叔父のその声に、これで終わりではないのだと、ぼんやり思い出したが。

 それよりも、

「……叔父、さまぁ……」

 甘ったれた声で、叔父を呼んだわたくし。

 無意識にタオルを掴んでいた両腕を、叔父へと伸ばせば。

 深く深く繋がったまま、柔らかく全身を抱き締めてくれた。



 嬉しかった。

 男女はこうして1つになって、互いの愛を確かめ合うのか。

 そしてわたくしも、今日だけは、叔父様と――。



 ネクタイが締められた叔父の首元に、すりすりと頬を擦り付けて甘えれば、

「ねね……。ああ、可愛いね」

 そんな幸せそうな声で囁いてくれて。

 だからわたくしは、持てる力全部を使って、叔父にぎゅうと抱き付き直した。

「最初は痛いんだよね~。でもなんか、ねねちゃん、幸せそう~~❤」

 羨ましげな菊の声に、わたくしはちょっと調子に乗ってみる。

「……もっと、だっこ……っ」

 もっとぎゅっと、ぎゅうっとして?

「ふふ、ねね。小学生の頃みたいな、甘えん坊に戻っちゃったね?」

 そんなからかいを受けながら、叔父に抱き締められていると、

 数分すれば、不思議と苦しさは無くなっていた。

 どうやら叔父のものに、何とか馴染んだらしい、わたくしの躰。

「ねね、痛い?」

「ちょっと、だけ……。でも、ほぼ、大丈夫です」

 苦しさは無くなったが、挿入された時に一瞬感じた、何かを突き破った場所だけは、まだじくじくと痛んでいた。

「そうか、じゃあ、少しだけ動くよ?」

「動く……?」

 そう言えば、先程も「叔父さんのを挿入して、ちょっと ごしごしってしたら、終わる」と言われたが。

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