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私の中のおっさん
第1章 巨人女から 叔父様との関係を強要されて――



 だって、わたくしは処女。

 当たり前でしょう?

 今年の春まで、中学生だったのよ?

 しかも女子高の、ね……。

 初恋だって、目の前にいる麗しい叔父様で。

 その気持ちだって、薄らぼんやりとして、

 言うならば “恋に恋するお年頃” と、自分でも認めてしまうくらい、淡く脆いもの。

 そして、

 わたくしを何とか酷い目に遭わせぬ様、心を砕いてくれる叔父様だって、

 姪の わたくしになんて、女性としての興味を持った事も無い筈。

 何故なら、

 わたくしがこの世に生まれた時。

 この叔父は まだ18歳。

 実家にいて、姉夫婦が授かった赤子の世話を手伝わされ、

 乳臭いわたくしも、おねしょして号泣するわたくしも、全てすべて知っているの。

 ね?

 絶対に女だとなんて、認識出来ないでしょう?


 
 なのに、

「ねね、きっと初めてだね? なるべく痛くしないようにする。だから、私に身を委ねてくれ……」

 最早 心を決めたらしい叔父は、精一杯優しい声で、わたくしを安心させようとしてくれていて。 

「あ……っ お、おじさま……」

 そして、わたくしは抱き締められた。

 物心付いた頃から、甘えて抱っこを強請った、その広い胸の中に。

 最後にこうされたのなんて、

 きっと小学生の頃。

 甘えたくても恥ずかしくて。

 でも、抱き締めて貰えたら、きっと途轍もなく幸せなんだろうなと、夢に見ていた叔父の腕の中。

 わたくしは一瞬、自分達の置かれた立場さえ、すっかり失念し。

 おずおずと、白のセーラー服に包まれた両腕を、叔父のスーツの背へと伸ばした。

 しかし、

「ねね……。ごめんな……。不甲斐無い叔父さんを、恨んでくれ……」

 叔父は そう自分を責め。

「よっしゃ、本番! あ、このタオル、ベッド代わりにどうぞ~~」

 存在すら忘却の彼方だった巨人女――菊の気遣い(?)に、

 わたくしを軽々、横抱きした叔父。

 足元を取られるくらい沈み込むタオルの上に、わたくしを横たえると、

 ゆっくりと、その上に覆い被さってきて。




 こうして、

 わたくし達は冒頭の状況に、陥ってしまったのです――






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