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覚醒
第5章 妄想
 朝、私はいつもより早く目覚めた。寝室から出てリビングへ行きコップ一杯の水を飲み干した。妻はまだ寝ている。私は朝のニュースを見ていた。

【そうだ今日17:00にクレアに会わなければ・・】

ふと昨日の電話を思い出し、クレアの会社に17:00に行く段取りを確認した。
20分ほどして妻が起きてきた。私は着替えを終わらせ出かける準備をしながら、

「おはよう」と妻に声をかけた。

妻はパジャマのまま冷蔵庫からサラダを出し朝食の準備を始めていた。
「おはよう」妻は私を見ず小さい声で答え、コーヒーを沸かし始めた。

昨日の夜の私の異常な行動に妻は何を思ってるのか?
私は聞くに聞けない。ダイニングテーブルに向かい合わせに座りお互い無言のまま時間だけが過ぎ去る。出かける時間が近づき私が席を立った時だった。

「昨日のことだけど・・・」妻が話し始めた。何を言い出すのか?正直私は怖かった。

「ああいう趣味があったんだ・・・知らなかった・・」

「いやあれはいろいろあって・・あんなビデオ見たの初めてだから・・」

「いろいろって?なんかあるとああいうビデオ見るの?」

いろいろの中に妻の浮気の事もある。大半はクレアのことではあったが・・
私はちゃんと話し合う時間を作らないといけないと思い、

「今日は遅くなるから、明日ちゃんと話しを聞いてくれないか?」

「わかった。予定しておく」妻は答え、私は仕事に出かけた。

妻は私が女性にいじめられ、喜ぶMでありそんな性癖を持ち、認め、それでも一緒にいたいと言ったら何と答えるのか?

今日これから妻が実家に戻り自分の夫がMだから離婚したいなどと言われたら・・・

【仕事に集中しよう・・・】

私は午前中に会うクライアントの会社に車を走らせた。




クレアはいつもより少し遅く目覚めた。

「あっ!やばい遅刻する。」慌ててベットから起き上がると・・
「痛っ!」二日酔いか?激しい頭痛が襲ってきた。

【休みたい・・でも今日は17:00から打ち合わせをしないと・・】

クレアは汗ばんだパジャマを脱ぎ、身につけてる下着も脱ぎシャワーを浴びにフラフラする足取りでバスルームへ行った。

熱いシャワーを浴びながら昨晩の出来事を思い出し笑った。
シャワーのお湯が口に入る。クレアはお湯を口に溜め吐き出した。

何度も何度もお湯を溜めては吐き出す。
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