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第5章 妄想

「私はいろいろ妄想して、それをできるだけ現実にしようとするけどあなたはどう？」
女はクレアに聞いた。
「私は…あんまり妄想はしないかな…でも楽しそうだなって思う。」
クレアは正直な気持ちを女に伝え、女は何か考えていた。クレアの頭痛は少し楽になり、意識もはっきりして、【あっ！ヤバイ。そろそろ会社に行かないと…】

クレアは立ち上がり、「私そろそろ行かないと。いろいろありがとう。」
女も立ち上がり言った。
「私またあなたとおしゃべりがしたい。連絡先交換できるかな？」
クレアも同じ気持ちであり、女と連絡先を交換した。
女の名前は【リサ】。
「今日夕方空いてる？」リサはクレアに聞いた。
「今日はちょっと用事が…」クレアは山下との打ち合わせがあるとリサに説明した。
「土下座の人だ！」リサは笑った。
「そう。ウザい奴。」クレアも笑った。
「打ち合わせって会社じゃなきゃダメなの？」リサは聞いた。クレアが困惑してるとリサは…
「面白い事考えたの。」

リサはクレアに提案した。クレアはリサの提案に乗り、
山下との打ち合わせ場所を変える約束をしてリサと別れた。クレアは電車に乗り会社に向かった。
電車の中でクレアは妄想した。
【おもしろそうだけど…仕事だからな…やっぱり断ればよかったかな…】
クレアはリサの提案に乗ったのはよかったが打ち合わせは仕事だし、遊びじゃない。クレアは少し後悔しながら電車を降りた。
【まぁいいか。そんなに時間もかからないし。】
会社に着きクレアは山下に電話した。
「はい。山下です。」
「クレアです。今日の打ち合わせなんですけど…うちの会議室が使えなくて、駅前のレンタル会議室使いますから、17:00にそちらに来て下さい。わかりましたか？」
「ハッ、ハイ。わかりました。」
クレアはそれだけ話しをすると電話を切った。

クレアは少し笑い、そしてクレアは妄想を現実にする小悪魔へと変身した。
「もしもしリサ？私クレア。場所変更OKね！じゃあ後で。連絡します！」クレアはリサに電話した。