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覚醒
第7章 戸惑い
トイレで用を済ませ私は館内に戻り男女を見た。
同じ席で映画を見ている。
私のカンではあったがこの男女は人目を気にしながらイチャイチャするだろう。あるいはフェラチオもするかも…
私はこの男女の近くに座り、一部始終を見たいという衝動にかられゆっくりとその男女と同じ列に座った。

男が気がつきこちらをチラチラ見始めた。
暗い映画館。まだ若いか中年かもわからない。
私は席を一つずらし男女に近づいた。私は手で顔を隠すようにして映画を見てるフリをしながら男女の様子を伺う。男女は映画を見ている。

わたしは気がついた。私の反対側にも人がいる。
おそらく私と同じ考え、男女が何かするのをのぞき、楽しむ…反対側の男は大胆にもその男女の座席を一つだけ開けた席まで一気に移動した。

私も勇気を出して席を移動しようとした時だ。
また別の男が私と男女の間の席に強引に入ってきてしまった。

【しまった…】

私は出遅れた事を後悔した。しかしまだ男女の様子を確認できる。私は男女の様子をまた伺った。

映画のシーンでスクリーンが急に明るくなり、男女の女の方だけだが顔が見えた。また暗くなる。

【誰だ?見た事がある。】

私は見覚えのある女の顔に焦り席を男女から離れた通路側に移した。

【ヤバイ。知り合いだ。でも誰だ?】

もう一度男女の方をのぞき込む。男女は大胆にも抱き合いキスをしていた。
私は思い出した。

【紙袋を渡した女だ!】

私は鞄の中のクレアの下着を見た。紙袋も丸めて鞄に入っている。

【間違いない…あの時の女だ…】

私は席を立ちトイレへ向かった。
クレアの様子から私に紙袋を渡した女はクレアから紙袋を盗み私に渡したに違いない。

【じゃあ男は誰だ?】

私は男の確認をする為に男女に気がつかれないように真後ろに座った。男は両サイドの男に気を奪われ見せつけるように激しくキスをしている。
男の右手が女の胸を触り、揉み始めた。

男の横顔が見えた…

私はすぐに席を立ちトイレに向かった。
男は目をつぶりながらキスをしていたので最接近していた私には気がつかなかった。

私はトイレからクレアに電話した。

クレアの下着を盗んだ女と村田がらいっしょにいる事を告げる為に…

「もしもし…」クレアが電話に出た。

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