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覚醒
第7章 戸惑い
時間を見た午前1:00私はタクシーが捕まりそうな大通りまで歩くことにした。

【クレアとは主従関係…もう戻れない…】

あれだけの事があっても指一本触れさせない。
ある意味クレアは徹底している。
少しでも性欲を満たすために山下がいるなら山下の口や手でクレアに奉仕させたりするだろう。
しかしクレアに取って山下は性欲を満たす為にいるわけではない。ただ都合よく使う道具にしか過ぎない。
山下はそれを自覚した。

当然山下としてはクレアの性欲を満たす為の存在になりたい。それは無理な事だとも自覚した。

大通りの手前の自動販売機。山下はお茶を買いうがいをした。舌で便器を掃除喉が乾くぐらいにつばが出たからだ。今度はお茶をグイッと飲みタクシーに手を上げた。



クレアは山下が帰った後自分の下着をはさみで切り裂き始めた。
村田にいくら追求してもおそらく村田は下着の事は知らないだろう、知っていても白を切ればそれ以上の追求はできない。

クレアは【村田と幸せになる】という微かな希望を無くし絶望の縁に立たされた。

【私は大丈夫。私は大丈夫・・私は大丈夫・・これは楽しい出来事・・】
クレアはまた自分に言い聞かせた。
【これは楽しい出来事・・】

クレアは切り刻んだ下着を紙袋に詰めゴミ箱に捨てた。
シャワーを浴び、クレアは全裸のままベランダに出た。
夜風が冷たい。【私を見て・・この恥ずかしい姿を見て・・】クレアは自身の胸に左手を当て、右手はクレア自身の大事なところ恥部の割れ目に沿い指をゆっくりと動かした。
【恥ずかしい・・】クレアは恥ずかしさと欲望に包まれ映画館で人に見られながら夢中で女に愛撫する村田の姿、人に囲まれながら胸をさらけ出す女の姿を思い出しクレアはクレア自身を慰めた。

クレアは太ももに自身から湧き出た恥ずかしい液が垂れ、その垂れる液の感触にまた感じる。感じればまたクレア自身からクレアの液が湧き出す。

向かいの部屋の電気がついた。クレアはとっさに部屋に飛び込みカーテンを閉めた。
【ホントに見られた?】カーテンの隙間から向かいの部屋を見た。

窓を開けタバコを吸ってる・・気が付かれてない?
クレアはホッとしたが【裸で外に出てみたい・・】という欲求が湧き上がった。

【裸で外に出る?ありえない。ありえないけど・・村田は人に見せて喜ぶ性癖?】
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