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覚醒
第8章 全裸歩行
クレアは歩道に出た。

【あそこの左にゴミ捨て場がある】

クレアは歩道を一歩、二歩と歩いた。
建物沿いに左に曲がった。ゴミ捨て場だ。
クレアは持ってきた切り刻んだ下着が入った袋を捨てた。そしてクレアはまたエントランスに向かい歩き始めた。

ふいに歩道の切れ目から自転車が入ってきた。
クレアは建物側に寄り目を背け歩く。
自転車に乗ったのは若い少女だった。クレアとすれ違っい、少女はブレーキをかけ止まった。
街中、道端で全裸の女がいたら誰でも驚くだろう。
少女は振り向きクレアを見てる。

クレアはエントランスのガラス扉に手をかけ少女の方を見た。そして少女と目が合った。
しかしクレアは驚いた。なぜかクレアには微笑み軽く会釈をする余裕があったからだ。そしてクレアはガラス扉の中に入った。

オートロックの暗証番号を押し中に入った。
エレベーターの上に上がるボタンを押した。エレベーターはすぐにドアが開いた。クレアはオートロックの扉の向こうを見ると先ほどの少女が口に手を当てクレアの様子を伺っていた。

クレアはエレベーターの五階のボタンを押し、
エレベーターはノンストップで五階に上がり、クレアは余裕で部屋に戻った。

わずか5分のクレアの大冒険であり、大冒険を終えたクレアは更なる大冒険をしたい欲求にかられた。

コンビニで買い物……

クレアはコンビニまで全裸で行けるかチャレンジしてみたくなった。全裸で……捕まる可能性もある。
そしてコンビニには何人客がいるかわからない。夜中であれば酔っ払いの客、飲み屋の人、いろいろな人に会う可能性がある。

しかしクレアは欲望を抑えられない。

【大丈夫…絶対大丈夫…人がいても私は大丈夫…】

クレアは1000円札と携帯電話を握りしめ玄関から出た。
今度はエレベーターは使わないで、非常階段を五階から歩き降りるつもりだ。クレアは非常階段を歩き始めた。

一段、二段と階段を降りた。クレアは一階まで降りた。
またエントランスまで行き、オートロックが開いた。
そしてまたガラス扉まで行き外の様子を伺う。

先ほどの少女はもういない。歩道にも誰もいない。
車道は車が行き交う。
コンビニの入り口まではゴミ置き場の倍の距離がある。
クレアは二回、三回と歩道を確認する。

遠目にコンビニの入り口に自転車が一台置いてある。
クレアはコンビニに向かい歩き始めた。

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