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第10章 大阪にて

私は車を走らせた。
やはり私は私の思いを妻に告げるのは難しく感じた。

【妻が抱かれてるのを見る…】

想像しただけで下半身が疼く。妻はプールでの疲れか、更衣室で燃えた疲れか助手席のシートを倒し寝ていた。

私は妻の寝顔を見た。
【妻が誰かに抱かれる…】
そんな事を妻に言って大丈夫か…？不安が募った。
夕方の帰宅ラッシュで道は混み始めていた。

「晩ご飯外で済ませる？」
「……」
妻は完全に寝ている…私は妻のワンピースの上から妻の太ももに手を置いた。
妻のワンピースはひざ下まであり私はゆっくりとワンピースを捲り上げた。膝が見える。そして太ももが露わになる。この体を他人が抱く…

「着いたの？」
妻が起きた。膝上まで捲り上げられたワンピースをさりげなく下に下ろした。

「いやまだ…晩ご飯食べてく？」
「そうね…軽くていいから…お蕎麦でも…」
「わかった…」

妻はシートを上げ座り直し外を見ていた。
また無言の時が流れ、私達は食事を済ませて帰宅した。


その日の夜、クレアから電話がありホテルの予約をしておくように命じられ、私はインターネットで大阪工場近くのビジネスホテルを村田の部屋まで合わせて三部屋予約した。

インターネットで引き続き私は周辺の食べ物屋を検索しカチャカチャとクリックしてると周辺の風俗情報のページにアクセスしてしまった。

人妻の風俗…またしばらくクリックを繰り返してると、気になる文字が…
【寝取られ妻…】
私はクリックをしてそのページにアクセスした。それはビデオ販売のページだった。
いくつか気になるパッケージをクリックした。
そんな事を繰り返してると…

《出演者募集 20以上の夫婦 妻が男優に抱かれても大丈夫なかたは下記までご連絡下さい。》

私は気になり電話番号をメモした。よく募集要項を読むと撮影は大阪。

妻にコンビニに行くと告げ私は外に出た。
【妻が抱かれる…】
私は無性に気になり、電話した。
「もしもし。」
太い男の声が聞こえた。
「すいません。ちょっとお伺いしたいのですがよろしいですか…？」
「ハイどうぞ。」
「寝取られビデオの出演者はまだ募集してますか？」
「してるよ。奥さんに話しはしたの？」
「ハッ。ハイ。」
私の声は上ずってしまった。妻には話しなどしてないから。ちょっと不安になりながらも話しを聞いた。