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覚醒
第10章 大阪にて

私は村田にも電話した。妻がいっしょに行く事、出張が終わったら二三日大阪に残る事、村田は了承した。
「じゃあせっかくなんで大阪で四人で夕食しましょう!
ぼくが美味しいお店探しておきます!山下さんの奥様は何か苦手な食べものってありますか?」
「いや…だいたい大丈夫です。ではよろしくお願いします。」
「了解!食事の件は任せて!」
【村田は映画館での事を私に見られたなんて思ってもいないんだろうな…仕事も私とクレアに任せて、呑気なもんだ…】
あとはクレアが余計な事さえ何か言わなければ…
そして、私達は大阪出張の朝を迎えた。
私達は新幹線の乗り場で待ち合わせをしていた。
「はじめまして山下の妻の由美です。よろしくお願いします。」
「こちらこそよろしく。」
「山下さんにはもったいない綺麗な奥さんですね。」
妻と村田とクレアは挨拶をしてたわいもない話をしていた。しかし私はクレアがまたとんでもない事を私に指示しないか不安でしかたなく会話に入れないでいた。
「山下さん。元気ないですね。」
「いや…そんな事…」
「山下さんの作った企画書は完璧ですよ!緊張しないで行きましょう。」
新幹線がホームに入り、私達は座席に座った。
新幹線では前の席に村田とクレア後ろの席に私と妻が座った。こないだの夜の件でか、後ろから見ててもクレアと村田の会話はあまりないようだ。
「山下さん、座席の向き変えてもよろしいですか?」
クレアは四人対面で座ると言い出した。
「大丈夫ですよ!」
私が答える前に妻が答えてしまった。
四人向かい合わせで座った。
村田はほとんどクレアとは話さず私の妻に話しかけ、妻も村田と話してばかりいた。
村田との会話を増やしたいのか、クレアも妻に話しかけていた。私はクレアが何か言い出さないかやはり心配でしょうがない。
朝早くの待ち合わせだったからか、いつの間にか私以外の三人はうたた寝をしていた。
私はホッとして窓の外を見ていた。そしてトイレに行きたくなり私は席を立った。
トイレから出るとクレアが立っていた。
私はドキッとしてクレアの前をすり抜けようとした時、クレアが私の前に立ちはだかった。
「山下さんの奥さん綺麗ね!心配しないで私は何も言わないから…山下さん顔に出てますよ。心配でしょうがないって。」
「いや…大丈夫です。」
「じゃあせっかくなんで大阪で四人で夕食しましょう!
ぼくが美味しいお店探しておきます!山下さんの奥様は何か苦手な食べものってありますか?」
「いや…だいたい大丈夫です。ではよろしくお願いします。」
「了解!食事の件は任せて!」
【村田は映画館での事を私に見られたなんて思ってもいないんだろうな…仕事も私とクレアに任せて、呑気なもんだ…】
あとはクレアが余計な事さえ何か言わなければ…
そして、私達は大阪出張の朝を迎えた。
私達は新幹線の乗り場で待ち合わせをしていた。
「はじめまして山下の妻の由美です。よろしくお願いします。」
「こちらこそよろしく。」
「山下さんにはもったいない綺麗な奥さんですね。」
妻と村田とクレアは挨拶をしてたわいもない話をしていた。しかし私はクレアがまたとんでもない事を私に指示しないか不安でしかたなく会話に入れないでいた。
「山下さん。元気ないですね。」
「いや…そんな事…」
「山下さんの作った企画書は完璧ですよ!緊張しないで行きましょう。」
新幹線がホームに入り、私達は座席に座った。
新幹線では前の席に村田とクレア後ろの席に私と妻が座った。こないだの夜の件でか、後ろから見ててもクレアと村田の会話はあまりないようだ。
「山下さん、座席の向き変えてもよろしいですか?」
クレアは四人対面で座ると言い出した。
「大丈夫ですよ!」
私が答える前に妻が答えてしまった。
四人向かい合わせで座った。
村田はほとんどクレアとは話さず私の妻に話しかけ、妻も村田と話してばかりいた。
村田との会話を増やしたいのか、クレアも妻に話しかけていた。私はクレアが何か言い出さないかやはり心配でしょうがない。
朝早くの待ち合わせだったからか、いつの間にか私以外の三人はうたた寝をしていた。
私はホッとして窓の外を見ていた。そしてトイレに行きたくなり私は席を立った。
トイレから出るとクレアが立っていた。
私はドキッとしてクレアの前をすり抜けようとした時、クレアが私の前に立ちはだかった。
「山下さんの奥さん綺麗ね!心配しないで私は何も言わないから…山下さん顔に出てますよ。心配でしょうがないって。」
「いや…大丈夫です。」

