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覚醒
第10章 大阪にて
「はい!OK!」
私は妻を抱きしめマットレスに座らせた。
ADの女の子が駆け寄って「お疲れ様です!!」と妻にガウンを着させてくれた。

「じゃこっちで休んで!」
監督が私達をソファに座らせてくれた。

冷たいお茶を飲み、一休みした。

「私大丈夫だった?すごく感じっちゃって・・ごめん・・」
「大丈夫。良かったよ。こんなに凄い事なかなか経験できないし・・由美・・」
私はまた妻を抱き寄せた。クレアの事など微塵も頭のなかにはなく、ただただ妻が愛おしく
てならない。

「良かったよ!お二人さん!」
監督がお茶をついでくれた。

「実はさあ…困った事になっちゃって…他の二組帰っちゃって…いや、奥さんスタイルもいいし、顔も綺麗だから、後の二組の奥さん連中が嫌がっちゃってさあ…」

私達は気がつかなかった。すでに他の二組が帰ってしまった事に。私は妻に嫉妬して帰ってしまったと聞かされ嬉しかった。妻も悪い気はしなかっただろう。
私達は顔を見合わせた。

「でも…私達はもう終わりですよね?」
私は監督に言った。
「でさ、シュチュエーション変えてもう一回お願いできないかな?今からシュチュエーション考えるから!」

監督はスタッフと相談している。
私達はガウンを羽織っただけの姿で待たされた。

「まだやるのかな?」
「いや…わからない。」

【今以上に妻が乱れたら…】と思うと私の探究心がくすぐられる。
私と知り合う前の妻はどんなだったのだろう?
妻の過去がどんなでも私は受けいれられる。しかし妻の過去を知りたいという欲求は膨らむばかりだった。

カメラは回り続け、不安そうな私達、相談するスタッフを撮り続けた。
時間にしてわずか5分ぐらいだろう。監督が口を開いた。

「あと1シーンあれば、繋げらるんだ。ここでやっても同じ、出演者もいない。場所を変えたいけど時間もないしスタジオも抑えてない。ゲリラ撮影で繋げる形で…」

「ゲリラ…?」

「そう。外で…やっぱり抵抗あるかな?今考えられるのはそれしかないから…山下さんがダメならあとは内の問題だから…」

「外の場所にもよるけど…」

私は妻とのプールでの事を思い出した。
あの日私達は燃えた。欲望を止められなかった。
もう一度、もう一度やってみたい…しかし妻は…

「ちょっとだけなら…」

妻は了承した。










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