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覚醒
第11章 羞恥

数ヶ月してクレアから連絡下さいあった。
「今度の土曜日、村田の別荘でホームパーティーをやります。現地に直接来て下さい。」
私は大阪工場の件で村田にはたまに会う。しかしクレアとはあの日以来会っていなかった。久しぶりに聞いたクレアの声は明るく元気そうだった。
やはりクレアは私との事は誰にも話してないようだ。
そして私は妻と土曜日村田の別荘へ向かった。
車で二時間海の見える素敵な別荘であった。
クレアと村田は別々に来たのか、すでに別荘には二台の車が止まっていた。
「山下さんお疲れ様!奥様も!どうぞこちらに…」
私達は別荘の庭に出た。クレアがバーベキューの準備をしていた。
「あっ!クレアさん手伝います!」
妻はクレアと準備を始めた。私は村田とワインを飲み始めた。やはり電話の時感じたように、前のクレアの様子が違う。
たしかに前と比べ明るく、楽しそうだ。村田との仕事は順調なんだろう。もしかして結婚?まさかクレアが私はそこまで考えた。
「山下さん飲んで!」
クレアが酒を注いでくれた。
「クレアさん前より明るいね。」
「いえ、そんなこと無いですよ。」
私達は仕事の成功を何度も乾杯して盛り上がり、一時はクレアと村田に不信感を抱いたがそんな感情はもうない。私の作った原案から手を加えたクレアに尊敬の眼差しで見た。
夕方から始まった晩餐会も終わりを告げようとしていた時だ。
「山下さんも今日は泊まっていけるんでしょ?」
クレアが私の妻に聞いた。妻は泊まる予定だと告げ、また私達に酒が注がれた。
一台の車が別荘に入って来た。
【誰か来たのか…?】
村田が出迎えに行った。クレアは人が来た事に気がついてないようだ…
数分して村田が戻ってきた…女を連れている。
【紙袋を渡した女…総務の子?】
ガチャン…クレアがグラスを落とした。
「ご、ごめんなさい。すぐ片付けます…」
明らかにクレアは動揺していた。そんなクレアに構うことなく、村田は彼女を紹介した。
「私のフィアンセ…あおいです…前の会社の総務部で働いてます。」
私と妻は顔を見合わせた。まさか…私と妻はクレアと村田の関係がすでに親密であると思っていた。
クレアを見た。笑って手を叩き、祝福ムードだが、クレアの目は笑ってない。
小悪魔、いや悪魔が乗り移ったような目だ。
「今度の土曜日、村田の別荘でホームパーティーをやります。現地に直接来て下さい。」
私は大阪工場の件で村田にはたまに会う。しかしクレアとはあの日以来会っていなかった。久しぶりに聞いたクレアの声は明るく元気そうだった。
やはりクレアは私との事は誰にも話してないようだ。
そして私は妻と土曜日村田の別荘へ向かった。
車で二時間海の見える素敵な別荘であった。
クレアと村田は別々に来たのか、すでに別荘には二台の車が止まっていた。
「山下さんお疲れ様!奥様も!どうぞこちらに…」
私達は別荘の庭に出た。クレアがバーベキューの準備をしていた。
「あっ!クレアさん手伝います!」
妻はクレアと準備を始めた。私は村田とワインを飲み始めた。やはり電話の時感じたように、前のクレアの様子が違う。
たしかに前と比べ明るく、楽しそうだ。村田との仕事は順調なんだろう。もしかして結婚?まさかクレアが私はそこまで考えた。
「山下さん飲んで!」
クレアが酒を注いでくれた。
「クレアさん前より明るいね。」
「いえ、そんなこと無いですよ。」
私達は仕事の成功を何度も乾杯して盛り上がり、一時はクレアと村田に不信感を抱いたがそんな感情はもうない。私の作った原案から手を加えたクレアに尊敬の眼差しで見た。
夕方から始まった晩餐会も終わりを告げようとしていた時だ。
「山下さんも今日は泊まっていけるんでしょ?」
クレアが私の妻に聞いた。妻は泊まる予定だと告げ、また私達に酒が注がれた。
一台の車が別荘に入って来た。
【誰か来たのか…?】
村田が出迎えに行った。クレアは人が来た事に気がついてないようだ…
数分して村田が戻ってきた…女を連れている。
【紙袋を渡した女…総務の子?】
ガチャン…クレアがグラスを落とした。
「ご、ごめんなさい。すぐ片付けます…」
明らかにクレアは動揺していた。そんなクレアに構うことなく、村田は彼女を紹介した。
「私のフィアンセ…あおいです…前の会社の総務部で働いてます。」
私と妻は顔を見合わせた。まさか…私と妻はクレアと村田の関係がすでに親密であると思っていた。
クレアを見た。笑って手を叩き、祝福ムードだが、クレアの目は笑ってない。
小悪魔、いや悪魔が乗り移ったような目だ。

