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覚醒
第2章 会議室
私は会議室へ急いだ。クレアが許してくれたのか、会社の上席に報告に行ったのかわからなかったからだ。もし上席に報告されたら・・怖かった。

クレアは会議室に戻っていた。山下の土下座姿を思い出しつい吹き出していた。
誰もいない会議室。クレアの声が響いた。

「バーカ」

クレアは週刊誌の記事、過去の出来事、山下の事すべてがバカバカしいパフォーマンスと思っていた。【土下座すれば済むとか思ってんじゃねーよ。どいつもこいつも・・】

そこに慌てた私が戻ってきてクレアは少し驚いた。

まさか走って戻って来るとは思ってもいなかったからだ。

私が会議室のドアーを開けてからの一瞬時間が止まったように二人は見つめ合った。
空気が違った・・私は感じた。

私はクレアの前に行き再度【土下座】した。
「本当に申し訳ございませんでした」機転の利かない私には謝罪しかできず、ただ単に頭を床につけそれを恥とも思わず、床に這いつくばる事でしかこの場を逃れる術しか思いつかない頭の悪い、要領の悪い動物でしかなかった。

その瞬間であった。カシャとシャッターの音がした。

「証拠写真だから・・」クレアは言った。

「もうしないで下さい。犯罪ですからね。」クレアに念押され私は「はい。申し訳ございませんでした」と頭を床につけ答えるしかできなかった。

そしてその間もシャッターの音が静かな会議室の中に鳴り響いた。

許すとも許さないとも言わずクレアは打ち合わせ資料を確認した。

どのくらいの時間だろう私はその場で床に頭をつけ謝り続けた。

「もういいですから打ち合わせを・・」クレアは言った。私は立ち上がった・・

クレアの視線は私の股間を見ていた。私は勃起していた。なぜだろう、許しを得たからか?私はクレアに怒られ、【土下座】までさせられ、その行為に私は興奮したのか私は勃起した。そしてクレアは私に目を合わすことなく再び淡々と資料を確認し、私も資料に目を通した。

その後打ち合わせは20分くらいで終わったであろう。クレアは先に会議室を出て、オフィスに戻って行った。

私は一人会議室に残りクレアの事、クレアに触れた感触を考えていた。自然に私は自分の股間に手が・・クレアの事を考え、自分で自分の股間をいじっているうちにまた勃起した。

ふと我に返り私は会議室を後にした。わずか一時間の出来事。

至福の時だったのか?


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