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覚醒
第12章 脳内麻痺
村田の会社を出た私の電話が鳴った…
【クレア…】

「もしもし。みんな心配してるよ。今どこ?」
「山下さんちょっとお願いがあるの?」
「お、お願い?」
「そう。だから二人で会えない?」
「わかった…どこに行けば?」

私はクレアが指示したホテルのラウンジに行った。
クレアは誰にも知られたくないから…と言ったので私は妻にも言わずクレアに会いに行った。

「お待たせ…事情は村田から聞いてますよね?」
「あっ、ああ。しかし君もいろいろあるかもしれないが…申し訳ない。私には何とも言えない…」

私がクレアに何か提案や意見はできない雰囲気があり、私は言葉を止めた。

「山下さん…わかりますよ。あなたが言いたい事は…でも私も時間が欲しいの。村田の事は忘れたいし、前向きに生きたいから…」

私はクレアの言葉を聞いて、クレアは大丈夫と思ってしまった。

「山下さん…お酒でも飲みながら私の愚痴聞いてもらえます?」

私はクレアを諭す事なく、誘いに乗ってしまった。
このままクレアと別れれば、状況からしてクレアは私に近づいて来ない。しかし、私は気がついてなかった。

クレアの覚悟に…

街外れの暗いバー。私はクレアと酒を飲んでいた。
クレアは村田への愚痴はなく、村田の名前さえ出てこない。私はクレアの夢やクレアの過去の話し、クレアが会った老夫婦の話しを黙って聞いていた。

私は少し酔いが回ったのか、眠くなった。

「山下さん…山下さん…」

気がついた…ここは?どこ?

【動けない…】

私は全裸で床に固定された十字架に手足を縛られ身動きが取れない…

【なんだ?どうしたんだ?】

不意に部屋の電気が消え、真っ暗になり誰かが私に近づいて来た。

「誰?クレアか?」

ゆっくり近づいて来る。
私の回りを回っている。

【後ろ?】

私の後ろにいる。誰?

私の顔に布が当てられ、目隠しをされた。
そして誰かわからない人物は部屋を出て行った。
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