この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
吼える月
第6章 変幻
 

「ありがとうございます、姫様」


 強張るユウナの体をぎゅっと抱きしめながら、サクはずっと微笑んだ。

 ユウナに安心させるために、笑い続ける道化になったとしても、いいとすら思う。


「姫様、指を入れます」


 そして――。


「ん……」


 ユウナの眉間に皺が寄り、長い睫毛がふるふると震えた。


 初めて入るユウナのナカ。


 その熱さと狭さに、息が乱れた。


「大丈夫ですか、姫様。痛いですか……?」

「……大丈夫」


 サクの指を押し出そうと拒むものの、辛抱強くそこに居座れば、次第にサクの指を受容するかのように花開く。


「………っ」

 

 招かれた先は、熱く潤っていた――。


「……少し動かします」


 このぬめりは精液ではないことを祈りながら、これは女として反応してくれた証なのだと思い、膣壁を擦るようにしてゆっくりと動かせば、


「……ぁっ」


 まだ苦しげな顔を見せるユウナが、体を捻るようにしてサクの首筋にしがみついてくる。


 掠める頬と頬。

 甘いユウナの匂いにくらくらする。


 服越しに伝わる、ユウナの豊かな胸の感触。


 そして指が感じるのは――

 とろりとしたユウナの蜜と、絡みつくように蠢く花襞。


 それはサクを愛撫するように蠕動して、引き抜こうとするのを阻止するかのようにきつく収縮してくる。


 湯の熱さとともに、ユウナにのぼせそうだった。


/1627ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ