この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
吼える月
第16章 船上 ~第2部 青龍の章~ 
 


■□━━━・・・・‥‥……



 蒼陵国――。


 神獣青龍を祀る祠官と、その力を持つ武神将が住まう海に囲まれた国。

 倭陵東部に位置し、広大な海原に浮かぶように点々と土地がある。

 もともとは大陸に連なるひとつの土地ではあったが、海が氾濫して地盤沈下が起き、さらに水位が上昇するという水害が酷かったため、海に沈まぬ浮き石…と呼ばれる多孔質の特殊な石材にて、人工的な浮島を作り出したところ水害が減り、その形で定着したと言われている。

 よって、海に浮かぶこの国における移動手段は主に馬よりも小船であり、人々は船で乗り付けながら買い物ができる。

 この国には、海に関したものを加工できる技術系の職人が数多く存在し、虹色に輝く珍しい貝殻である虹彩貝を装飾品に加工したものや、国の主彩色である水色に近い青色に、神獣青龍を模したような…曲線じみた刺繍が施された「青龍織」、そして新鮮な海鮮料理が名産品である。


 蒼陵の民は、陽気でおおらかな性格のものが多く、四季に左右されない一定した高い湿気対策として、通気性のいい麻布の薄手の服を好む。

 また、直射日光を遮る高い山や林がないため、褐色に焼けた肌を持つものが多い。

 
 ~倭陵国史~

 

■□━━━・・・・‥‥……

 
/1627ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ