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引き裂かれたroyaume
第1章 引き裂かれた二人
「私に……、そんなものを怖れろと?」
「言葉を変えるわ。お前の大好きな女王様の国で死傷者が出るかも」
「──……。どう、すれば……?あっ、……」
「リゼットの身体はオリアーヌ様をお慰めするためのものです、と、仰い」
「……リゼットのから、だは……オリアーヌ様をお慰めするための……ものです……あっあああっ!!はぁっ、うっ、くぅ……」
陰核から痛みが外れていった。
もっとも、持ち手をつままないで外されていったものだから、無数の神経が引きちぎられんばかりの余韻が残った。
「はぁっ、はぁ……」
乳房にオリアーヌの手が伸びてきた。
乳輪を囲っていたクリップの一つが、その指先に撫でられる。
「数々の無礼をお許し下さい。……それから、どうやって償うか、お前の言葉で説明なさい」
「か……数々の、無礼を……あっ、あっああっ……」
「何が言いたいのか分からないわ」
「数々の無礼をお許し下さい。っ……、この、償いは、はぁっ、生涯をかけて……うっ」
がりり、と、肩に歯を立てられた。
耳朶に唾液を塗りつけられながら、熱い吐息が鼓膜に染み込んでくる。