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引き裂かれたroyaume
第1章 引き裂かれた二人
「お前には、ヴァギナの他に素直なところがないの?」
「っ……。……」
「私に忠実な女なら、私のためにいつでも股くらい開くわよね?」
「はっ、い……オリアーヌ様の望んで下さる時は、喜んで……股を……開かせていただきま……あっ、ああっ!!」
一つ一つ、悔しさを押し殺して嘘を吐き出す度に、強力なバネを備えたクリップが外されてゆく。
回されながら外される場合もあれば、丹念にしゃぶられてからの場合もある。必用以上に圧力を加えられながらの場合もあった。
リゼットは、次第に声を絞り出すだけでいっぱいいっぱいになっていく。
身体が麻痺してゆくのに優って、思考が侵食されてゆく。
「はぁっ、はぁ……うっ、うぅぅ……」
痛覚には免疫があったのに、全てのクリップが外れていっても、全身が痛みを訴えていた。声が涸れ果てていた。
リゼットは、とめどない呼吸を繰り返す。
血の滲んだ斑点の散らばった自分の裸体が、ぼやけた視界に映っていた。