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引き裂かれたroyaume
第2章 踏みにじられた想い
* * * * * * *
指でしか触れられたことのなかった体内が、バイブレーターに犯されて、あまりに太くて長いものをねじ入れられた。ほぐれきっていたはずの粘膜が、痛みを伴う苦痛でいっぱいになった。
リゼットはイルヴァのキスを受け入れて、何度も腹の奥を突かれて、気が狂わんばかりに腰を振り乱した。
蜜壺は、ペニスバンドの男性器から解放されると、優しいキスに触れられた。
初めてぞっとする嫌悪を覚えた。残すところただ一ヶ所、ここだけは、あの大好きな人のキスしか知らなかったのだ。
「ん……」
リゼットの唇が二度目のキスに塞がれると、淫靡な生っぽい匂いに混じって、錆びた鉄の味がした。
「……私……なんて酷いこと……」
こんなところでエメに詫びても、本人に届こうわけがない。
「リゼット」
リゼットからイルヴァが離れていくと、隠れていた全身鏡が現れた。
鏡の中に、惨めすぎる濡れた女の姿があった。