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引き裂かれたroyaume
第3章 切り裂かれた純心
「愉快な宴ね」
「──……。っ……」
「先日まで西部にたてついていた娘が、ヤーデルード主催の祝勝会の食器になっている。全裸でそよ風に吹かれてよがるなんて、東部の軍隊は、下のお口の訓練でもしていたのかしら?」
「下品な想像はよして下さい」
「リゼットは私の忠実なしもべ。お前が祝福するのは、この西部の栄光。……でしょう?」
「…………」
「正直に仰い。この西部が勝って、東部が負けて、嬉しい?」
「うっ、うぅ……嬉しい、です。……オリアーヌ陛下と、西部の繁栄を、願っておりま……ああっ……」
血の滲んだ乳首から、フォークの先が離れていった。
「さぁ、皆様。この傑作をどうぞお召し上がりになって。城一番の腕前のパティシエに作らせたケーキです。フルーツなんて、今朝、農場から届いたばかりなのよ」
「あっ、ゃあっ!!うっ……くぅ……っ」
リゼットの乳首がオリアーヌのフォークにまさぐられる。丹念に生クリームがさらえられて、それから残ったコンフィチュールは、舌でじかに舐めとられていく。
「あっ、あん、はぁっ……」
「本当……このオレンジ新鮮だわ。それに、労働階級も同然の娘でも、肌の質感は良いものなのね」
「ふっ……うぅ……」
恥丘からクリームがとり除かれていく。どこかの婦人のフォークの先が、意地悪く陰毛を撫で回してくる。
「さぁ、リゼット。お前も味わうと良いわ」
「んっ、ん……」
リゼットの唇がオリアーヌのそれに塞がれて、口の中をこじ開けられる。歯と歯の間から、どろどろになった甘いものが、シャンパンに混じって侵入してきた。
「陛下」
「はっ、はぁ……」
「どうなさったの?ナレシータのご婦人」
「この女体皿、下半身がぬるぬるですわ。これではケーキが」
「まぁ、リゼット。お前、体液でケーキを汚したそうよ。何故か分かる?」
「……知り、ませ……ああっ」
膣の中に金属と思しきものが侵入してきた。硬くて細い、確実な刺激が大きな恐怖を伴ってくる。
「いやっ……いや!!」
「おとなしくおし。貴女が物欲しそうだったから、望みに応えて差し上げてるの。ほぉら」
「あああああっ……」
フォークの持ち手が体内でぐいぐい回される。
リゼットのもう一方の乳房を覆っていたケーキに、オリアーヌが手をつけてきた。