この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
引き裂かれたroyaume
第3章 切り裂かれた純心
「あんっ、良いわ……貪欲な家畜の舌にしゃぶらせてるよう……さぁ、ご褒美よ……ほら……」
「有り難う御座います、んん、はぁっ……あああっ……」
リゼットは腰をくねらせて、蜜壺に触れてきたクロエの指を、自ら膣の中にくわえる。
陰核に強烈な刺激が襲ってきた。
薔薇の匂いのアロマオイルに、あらゆる刺激を煽られていた。
「あっあっ……そこ、弱い……あん……ああっ……」
「クリトリスが好きなのね……ほら、私の親指、爪が長いでしょう?こうするために伸ばしているの」
ちくっ、びりっ、と、陰核が小刻みの電流を浴びた。
リゼットはクロエにしがみつく。
麻薬の如く五本の指に侵されてゆく。
膣口は、人差し指から小指まで飲み込んでいた。絶えず振動する親指が、内側からかき出される快楽を、いっそう煽り立ててくる。
「ああっ……はぁっはぁっ、あっ……っ……」
「こうして喘がせてると、東部の野蛮女も悪くはないわ。ものを考えるから目障りなの。東部の女は、何も考えないで、何もしないで、貴女のようにいやらしく踊っていれば良いんだわ……」
膣口に親指がねじ込まれてきた。
「ああっ!!……はっ、う……ゃ……ああああっ…」
リゼットの身体がびくびく顫える。
性器はクロエの手首まで飲み込んでいた。
痛くて苦しくてどうしようもないのに、心も身体も、途方もない大きな力に支配されたがっていた。
心があるから痛いのだ。余計な思考が働かせられるから、苦しい。
「ボドワン様ぁ……あっ、あっ、ああぁ……はぁ……良いですっ……おか、しく、イッちゃ……イきま……あああっーー!!」
身体から力が抜けてゆく。リゼットは、真っ白な意識を辿ってクロエの影を見付け出して、その唇をキスで塞いだ。
悔しくて、情けない。快楽が身を引き裂いてくれると思うと、どんな痴態も惜しまなくなる。