この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
引き裂かれたroyaume
第4章 霞んでいく過去(前)
「そうだわ。交戦中、リゼット達、作戦司令員はどうするの?」
「本島から……ぁ、んっ……最も近いこの島に、陣営を設けます。ここには神の祀られた木があります。派手に襲撃してくるベネシー共和国人は稀かと」
「そう……」
リゼットの内股に、オリアーヌの手が滑り込んできた。
耳の孔に、ふっと、息が吹きかかってきた。
「はぁっ……」
背筋がひくついて、腰の奥がとろんとした。
急な目眩に襲われて、目の前が真っ暗になる錯覚に惑わされる。
「お話は、……以上ですか?では」
失礼します、と、腰を上げかけた瞬間だ。
リゼットは、オリアーヌに手首を引かれた。
たった今まで陰湿な愛撫に顫えていた膝に、オリアーヌが跨がってきた。
「ぅっ、や……」
レースのあしらってあるブラウスのシャボを外されて、ボタンを外されていく。
リゼットは、呆気なく、上体を下着だけにされた。
「明日、早いんです……今夜は──……あっ」
アンダーバストがひんやりした鋭利なものにつつかれた。どこからか出てきた鋏だ。
ブラジャーの肩紐が鋏で裁たれた。カップをまくり上げられて、無防備な乳房が露になる。
「ぁんっ」
「会議から直接来たの?イルヴァにドレスを預けておいたのに……この格好は、脱がせにくいったら」
「申し訳、ありません……」
脱がせられるために部屋を訪ねてきたのではない。
リゼットは、抗議の声を胸に仕舞って、オリアーヌになされるがまま、腰を浮かせて下半身も下着一枚の状態になる。
今夜も、物言わぬ人形同然のメイド達が、視界の端にかしこまっていた。
リゼットは、心臓に近い方の乳輪をしゃぶられながら、パンティの上から蜜壺を指の腹でいじられ出す。