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NEXT 【完結】
第11章 衝撃
人が乗っていると思ってなかった稜はビックリする。

そして、その人物を見てまた驚いた。



リョウ!!!!


目をパチクリしていると、またリョウが話し出す。


「今日はコンパですか」

「えっ。何でわか...」

「やっぱり」

食い気味にリョウが納得している。

その間、リョウの目線はあらぬ方向を向いてるし、とてつもなく機嫌が悪い。

...なんか、気まずい。早く7階に着いて!!


稜は、力を込めてエレベーターの階数表示のところを睨んでいた。

エレベーターが着いて、急いで自分の部屋に向かう。


「高崎さん!!」

また稜はビクッとして、立ち止まる。

何を言われるのか。よくわからないが、怒られる。

とっさにそう思って身構える。

「...これ」

「何これ?」

リョウは、チラシを差し出していた。

そこには、リョウの勤める、イタリアンレストラン ラ コルテのクリスマスの特別イベントがあるというチラシだ。
“エンリコ ブルーノ Enrico Bruno 特別講師”とある。

「えっ!!これって!!」

「やっぱり興味あります?」

エンリコ ブルーノ とは、イタリアの有名なレストランのシェフで、確かラ コルテも、彼のプロデュースした店だ。オーナーが日本人で、お店が都市に何箇所かと、なぜかこの県にもある。

昼の部が、エンリコブルーノによる講習会&料理教室。

夜の部は、エンリコブルーノ監修のクリスマスディナー&プチトークショーだ。

「毎年この時期にやってるみたいで。高崎さん好きそうだから、渡そうと思ってたんですけど。なかなか会えないから」

毎年?ラ コルテには何年も通ってるが、こんな講習会とかはじめて聞いた。

「毎年、大盛況ですぐ満席みたいですよ。夜の部はもういっぱいです」

「だよね」

「昼の部もいっぱいだったんですけど、急遽キャンセルが一人だけ出て」

「え!行きたい!!」

でもよくチラシを見ると、開催日が12月の頭の水曜日だ。今から10日程しかない。

「お休み、取れないんですか」

「うーん」

「参加費4000円なんですけど、講習会だけじゃなくて、軽くランチもつくし、ワインは飲み放題です」

すごく心惹かれる。

「まだキャンセルがあったことは発表してないんで。発表したら、すぐ埋まると思いますけど」

「...行く!」
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