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NEXT 【完結】
第17章 名
「うっ...」

稜がイったことによってナカが益々締まり、リョウを締めつける。

「...んはぁっ...はあっ...んっ」

体が痙攣して揺れる度に、リョウの存在を感じ益々体がよじれる。

リョウと繋がっているー。

朦朧とした意識の中、その存在で事実を実感する。

そんな稜をやさしく撫でる。

「...大丈夫?」

「んっ」

息をなんとか整えると、そこには眉間にシワを寄せて耐えているリョウの顔があった。

見つめ合ってキスをする。

「動いてい?」

リョウがゆっくり体を抜いてゆくと、稜の体から喪失感が広がってゆく。

「はぁ...んっ!」

引き抜かれたと思う次の瞬間にはまた突かれる。

腰を掴んでいたリョウが体を倒して、稜の体を抱えるようにして密着させる。

リョウはゆっくりと律動させていった。

ゆっくりとした律動が、稜の体を上下に揺さぶる。

「んっ...んっ...はあっ...んっ」

「はっ...はっ...うっ...はぁっ」

2人の荒い吐息とベッドが軋む音、そして重なり合う音が部屋に溢れる。
稜が声を抑えているからか、2人にはその音が余計に耳につく。

「...稜」

時折リョウがそう呼ぶ声に、カラダがより一層熱くなる。

「んっ!!」

ナカでリョウが大きくなってゆくのがわかる。

「はっ」

リョウの律動が早まってゆく。

気持ちがいいー。

稜は、今までに感じたことのない気持ちよさに身を委ねていた。
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