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NEXT 【完結】
第4章 夢
流れで、稜の腰に片腕が回され引き寄せられると、そのまま対面座位の体勢になる。

稜は相手の肩に手を置き、ゆっくりと腰をおろす。
前戯をしていないのに、稜は相手をゆっくりだが難なく受け入れる。

「はぁうっ...」

稜のナカが満たされてゆく。

「ひゃあああっ...」

ゆっくり満たされていたのは束の間で、相手に腰を捕まれ、下から打ち付けられる。
前後に、上下に、角度や緩急を変えて何度も何度も。
深く強くなっていく快感のその度に、自らも腰を動かし稜は歓喜の声をあげる。

肩に置いていた手は、耐えきれず相手の頭を抱えるように腕を回していた。
荒い吐息が至近距離で胸にかかる。そのまま稜の胸に舌を這わし、その先をそのまま強く吸われる。片手は、稜のもう片方の膨らみを下から持ち上げ、強く揉まれている。

両方からの刺激に、稜は抱えていた腕を緩め少し体を仰け反らせた。
その間も律動は止まない。

稜が少し体を離したことで、角度が少し変わり、突き上げが一層激しくなる。

最早、稜は自分から動くことが出来なくなり相手の動きに身を任せていた。

「ああああ!!もう、もうダメ!!あっあっあっ!!」

相手も眉間に軽くシワがはいり、目を伏せている。
長い睫毛がなんとも色っぽくその表情を際立たせる。

ふと目を開け、さも愛おしそうに稜を見上げたー。



「ねぇ...目を見てー」


言われて、なんとか意識を保ちながら、相手の目を見るー。


その顔に、稜は心底ぞくりと震え立つ。





『リョウ!!!!!』
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